制度見直しの必要性

日本の車ユーザーが特別な負担を強いられている例に、車検があります。こ
の車検制度の基になっている道路運送車両法が制定されたのは今から半世紀以
上も前のこと。当時の日本では、自動車と言えばトラックかタクシーなどの営
業車で、車検もそうした状況を前提に導入された経緯があります。乗用車がこ
れだけ普及した今、そろそろ根本的に制度を見直す時期に来ているのではない
でしょうか。車検制度のおかげで、車の性能と安全性が一定レベル以上に保た
れてきたことは事実です。しかし、昔と違い、車は壊れなくなり、ちょっとし
た故障であれば街のガソリンスタンドでも修理が可能になりました。現代のニ
ーズに合わせた制度の見直しが期待されます。
 また日本独自の「軽自動車枠」についても、再考の必要があるように思われ
ます。現在発売されている軽自動車の多くは、値段そのものも安くなければ、
燃費が特別にいいとは言えないものばかりです。ただ、サイズやエンジンの排
気量という点においてのみ、軽自動車の条件を満たし、そのことで税制上のメ
リットがあるだけです。日本向けにのみ、特別なスペックで軽自動車を作り続
けることが、どれだけのメリットとなりうるでしょうか。今後、運転免許保持
者が増加し、将来性抜群の中国やインド向けた小型エントリーカーの市場に目
を向けていくべきです。

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